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計測設計・タグ実装
10秒でわかる!要点まとめ
- 計測は公開前に仕込む。後から「先月の数字」を取ることは絶対にできない
- 何を測るかはKGI・KPIから逆算する。全部測ろうとすると、何も見なくなる
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タグを入れただけでは計測されない。必ず本番で発火を確認してから公開する
1. 概要:公開前に、数字が取れる状態を作る
計測設計とは、サイトで何を数えるかを決め、それが実際に記録される状態にしておく業務です。タグ実装は、その計測を成立させるために、計測用のコード(解析タグ)をページへ組み込む作業を指します。 順番が重要です。まず目標(KGI・KPI)があり、そこから「達成度を測るには何を数えればよいか」を決め、最後に「そのためにどこへ何を仕込むか」が決まります。ツールの設定から始めると、必ず測る対象がずれます。 対象になるのは、ページの閲覧数だけではありません。フォームの送信、電話番号のタップ、資料のダウンロード、外部予約サイトへの遷移。成果につながる行動を、あらかじめイベントとして定義しておきます。
2. なぜ重要なのか:過去のデータは、後から取れない
アクセス解析でいちばん多い事故が、「公開して3か月経ってから、数字を見ようとしたら取れていなかった」です。 これが致命的なのは、遡れないからです。売上や問い合わせ件数は帳簿から後追いできますが、「フォームの入力途中で何人が離脱したか」は、計測していなければ永久に分かりません。改善提案の根拠が、まるごと失われます。 また、計測が入っていないとリニューアルの効果を証明できません。 「前より良くなりましたか」と聞かれて、印象でしか答えられない状態になります。次の予算を取るための材料が無いということでもあり、運用フェーズの提案力に直結します。 公開直前は必ずバタバタします。だからこそ、計測をタスクとして最初から工程に入れておく必要があります。「余裕があれば」では、まず入りません。
3. 実務のポイント:決める・仕込む・確かめる
- 測る対象を10個以内に絞る:KPIに直結する行動だけを選びます。全部を細かく計測しても、見る人がいなければ意味はありません。運用担当が毎月見る数字を想定して選ぶと、自然に絞れます。
- タグマネージャーを使う:Googleタグマネージャー(GTM)のような仕組みを入れておくと、後から計測を追加するときにHTMLを触らずに済みます。運用開始後に必ず「あれも測りたい」が出るので、最初から入れておくのが安全です。
- 本番で発火を確認する:ステージング環境で動いても、本番で動くとは限りません。公開後すぐに、実際にフォームを送信してデータが記録されるかを自分の目で確かめます。「入れたはず」で放置された計測は、かなりの確率で動いていません。
- 個人情報を送らない:入力された氏名やメールアドレスが計測ツールへ送信される設定は事故です。ここは必ず確認します(→情報セキュリティ・個人情報の取り扱い)。
4. スキルアップのヒント:自分のサイトに一通り仕込んでみる
自分のブログでも小さなサイトでも構わないので、GTMを入れて、イベントを1つ自力で設定してみてください。 クリック計測を1つ通すだけで、「動かない理由」の勘所がつかめます。実装者に依頼するときの指示も具体的になります。 もう一つ、担当している運用サイトの計測が本当に生きているかを点検するのも有効です。数か月ぶりに見ると、リニューアルでタグが外れていた、というのは珍しくありません。数字を使う仕事は、数字が取れていることの確認から始まります。